『VOGUE NIPPON』 から要約です。
オートクチュールはほとんどの女性にとって高嶺の花。ところが『イェーガー』がロンドンのリージェント通りにある旗艦店で発表した2006−07秋冬コレクションは、オートクチュールのタッチにあふれていた。
黒を基調にしたこの新しいラインの名前は、文字どおり「ブラック」。『イェーガー』の各ショップでごく限られた数が発売される。パールのボタンとシャンティイのレースをあしらったバルーンスリーヴのカシミア製ジャケット、クリスタルのブローチで留めたシルクベルベットのイヴニングドレス。刺しゅうは手縫いで、どれもがパリの上流社会のパーティで見かけるような素材を使った逸品だ。
雰囲気は、「ハリウッドの黄金時代」。伝説的なセクシー女優ジーン・ハーロウが体にぴったりした「ブラック」のドレスを着て、サイモン・ハリソンがデザインした古代エジプトを思わせるアールデコのイヤリングやスティーヴン・ジョーンズの40年代風中折れ帽を身につけたところを想像してほしい(ハリソンは『ヴィヴィアン・ウェストウッド』のジュエリー、ジョーンズは『ディオール』『ジャンポール・ゴルチエ』の帽子を手がけている)。
手の届く価格でクチュール感覚にひたれるのも、オーソドックスなデザイン、素材や縫製技術の高さで知られる『イェーガー』ならではだ。
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