『大手小町 YOMIURI ONLINE』 から要約です。
女性の部屋着のバリエーションが豊富になっている。ワンピースやケープ、ショールなど、着心地が良く、デザイン性にも優れ、単品で自由に組み合わせられる商品が増えている。年末年始の休みは、おしゃれな部屋着でゆっくりくつろいでみてはいかが。
若い女性に人気のブランド「ツモリチサト」には、部屋着のシリーズ「ツモリチサト・スリープ」がある。ここ2~3年は、ガウンやケープ、室内履きなど、パジャマ以外の品ぞろえを増やしているという。同シリーズの販売会社「ティー・シィー」社長の森山和之さんは、「景気が回復してきたのか、家の中で着る服にもお金をかけたいという女性が増えてきた」と話す。
東京都港区にあるショップ「ツモリチサト・エトセトラ」には、パステルカラーのかわいらしい部屋着が並び、女性客が次々に訪れている。店長の五十嵐真純美(ますみ)さんによると、パジャマでは、定番の上下セットのものより、ワンピース型の人気が高い。
伊勢丹新宿店5階のインテリア・寝具売り場では、有名服飾ブランドが手がける部屋着が人気を集めている。「コムサデモードホーム」がこの冬発売したニットのケープとロングカーディガンは、部屋着として気軽に洗えるアクリル素材を使っているが、着たまま外出できそうなデザイン。実際、外出用に購入する客もいるという。
「アイムプロダクト」では、暖かいフリースの羽織りものが人気。ケープやショートガウンのほか、「マフラー」という名前の商品は、長方形の布にボタンとポケットがついている。そのままひざかけとして使ってもいいし、ボタンを留めると、ガウンに早変わりするユニークなデザインだ。「ワイズフォーリビング」は、モノトーンを基調としたシックな部屋着をそろえる。
買い付け担当の服部由布子さんは、「働く女性が増え、休日は家で1日くつろいで過ごしたいという人が多い。そのため、伸縮性のある楽な素材で、洗濯などの手入れがしやすく、しかも、宅配便の応対や、ちょっとした買い物に出かけられるおしゃれなデザインの部屋着が求められている」と話している。